SAS(睡眠時無呼吸症候群)によってどんな問題が起こりますか?
睡眠時無呼吸症候群の本質が『改善できない睡眠不足』であるため、以下の3つの問題点が指摘されます。
自覚症状
最も問題なのは、慢性的に睡眠不足のため、日中の眠気や集中力の低下につながることです。
会議中に居眠りを繰り返したり、居眠り運転などで交通事故を起こしたり等があります。
眠気のため仕事などで本来の力を発揮できず、治療してみて初めてその事がわかったということもしばしばあります。
車の運転や集中力を要する仕事の最中に眠くなって、重大な事故を起こしてからでは遅いのです。
早死
中等症以上の睡眠時無呼吸症候群になっている方は、一般の方と比べて寿命が短いことがわかっています。
その原因は、慢性的に改善できない睡眠不足のために、高血圧・糖尿病・心不全・不整脈・脳卒中など色々な成人病にかかりやすくなることが原因と考えられています。
呼吸が止まることによって起こる著しい酸欠状態も問題です。
睡眠時無呼吸症候群は、男性だけではなく女性にも多い病気です。
突然死のリスクも高くなります。
いびきが他人の迷惑になる
他人の迷惑も勿論のことながら、実際には誰よりも本人がいちばん気にしているものです。